1500人目の美術展

こういう体験って生涯何回あるかな?

来場者1500人目としてお祝いされちゃいました。
星野富弘「花の詩画展」@相模原グリーンホール多目的ホール

入口もぎりに寄って行くなり3名ぐらいのスタッフに囲まれた!
(ややや?なんか悪いことしたか??)

「おめでとうございます、あなたが来場者1500人目です!パチパチ・・」
サプライズプレゼントまでいただいちゃいました!(写真)

星野富弘は45年中学の体育教師になった直後、頸椎損傷し手足の自由を失い、筆を口にくわえて文字と絵を描く画家となった人で、以前から興味ありました。
幸い地元での開催となったので足を運んだ次第です。

絵は心の機微を昇華した作品となり、見る側に力を与えてくれます。
また、きちんとかけた絵は構図もいいし、色も綺麗でした。
詩にはウイットに富んだものもあり、その横に英語で訳されてたのを見る楽しみもあり、
かなり見どころありました。
事前に個人的に富弘に書を進めてお世話した方からの情報を聞いていたので、
例えば、色を作る奥さんに八つ当たりしたとか、
そんなインサイドの話を頭で反芻しながら(これは綺麗事じゃないぞ)と見てました。

展覧会ですが、しっかり見てるうちに気になったところが・・・

まず、落款の横にある鉛筆での2/6とか3/4とかの記載。
通常版画ならすったものの番号を入れるんですが、富弘の絵は透明水彩。
同じ数字が何枚もあるから日付でもない。
それから、
その鉛筆の文字と、絵の中にある鉛筆の色が違う。
・・・これはもしかしたらレプリカか?
あと、展示の方法だけど、普通は時代順になってるんだけど、それがバラバラ。
腕を上げたとか、画風が変わったとかの比較ができないようになっている感じ。
最近の作品は紙がよれてて装丁が悪い。もしかしたらこれが本物なのかも?
いづれの作品も肉筆感が薄い。

そばにいたスタッフにお聞きしたところ、
数字は管理番号・・・つまりレプリカと判明。
そうか、本物は群馬の「富弘美術館」にあるのか?
こういう美術展ってレプリカを見るところなんだ〜なんだかガックリ。
口で描く筆圧とか見たかったんだけど。

ということで、別の面でいろいろ面白かったです、はい。